忙しい毎日の中で、ふと、心が疲れるときがある。
そんなある日、たまたま立ち寄ったお店で見かけた一輪の花。
見慣れた花なのに、どこか違う。
それが「プリザーブドフラワー」だった。
生花のような美しさを保ちながら、水も光もいらず、何年も色あせない花。
なぜか、その事実に心が惹かれた。
「時間が止まったように美しいもの」って、今の自分に必要かもしれない。
自分のために買う花。
それは贅沢じゃなく、“心の余白”をつくるものだった。
家に帰って、デスクの片隅に置いたその花は、
毎朝、目に入るたびに、気持ちをリセットしてくれる。
――そして、気づく。
「あの人にも贈りたいな。」
大切な人の記念日、がんばった友達、離れて暮らす家族に。
この花は、言葉にしきれない想いを、ずっと届け続けてくれるから。